『あなたの丹波屋コンテスト2024』

今年も、思いをつなぐ丹波屋コンテストを開催いたします。
あなたの旧丹波屋旅館への思いを、様々な作品で表現してみませんか?
受賞者には「切符型のコンテスト記念証」と「旧丹波屋旅館オリジナルグッズ」を贈呈いたします。

応募期間:
2024年8月9日(金)~ 2024年12月31日(火)

旧丹波屋旅館に関する写真、資料、エピソードを随時募集しております。
皆さまのご協力をお願いいたします。
9tanbaya@gmail.com

旧丹波屋旅館は大正~昭和初期に
建築された和洋折衷の建物で、
このような独特の様式で
建築された建物は道北地域には、
現在ほとんど存在していません。
砂金と林業で栄えた
中頓別町開拓の歴史の上からも、
大変貴重な建築物です。

Origin

小頓別駅前の旅館~その成り立ち

大正3(1914)年、音威子府より天北峠を越え小頓別まで鉄道が延伸されましたが(国鉄宗谷線、後に天北線と改称)、東側の和館は大正3年(1914)頃に建設され、駅前の旅館として繁盛していました。小頓別地区は林業が盛んであり、木材を買い付けに来た材木商たちでにぎわったようです。

Inherit

「菅井旅館」から「丹波屋旅館」へ

経営者の変更に伴い、「丹波屋旅館」と改称して経営を続けてました。丹波屋旅館はその後、経営者が変わりつつも存続しましたが、平成元(1989)年、JR天北線が廃止されたその年に、旅館としての役割を終え、個人宅として引き継がれました。

Style

その特徴ある建築様式について

平成12年(2000)、旧丹波屋旅館は国登録有形文化財に登録されました。
和館部分と洋館部分が別々に登録されていますが、両者は内部でつながっています。特に特徴的なのは洋館部分です。外見上は二階建ての建築物ですが、その上に「三階」ともいうべき小屋裏部屋があります。脇に小部屋を持つこの部屋は、右の写真にあるような特徴的なデザインを有しており、一説には、皇族の方のご宿泊のために設えられたという逸話もあります。洋館の腰折れ屋根、外部に飾りの付いた観音開きの扉を持つ上げ下げ窓など、誰がどのうような意図で設計したのか、不明な点が多くあります。

History

小頓別・旧丹波屋旅館の略歴

– 1911年(明治44年)

小頓別・秋田地区へ入植始まる

– 1914年(大正3年)

旧天北線「小頓別駅」完成(11月)
駅の開業にあわせ「旧丹波屋旅館・和館」完成
※当時は「松尾旅館 小頓別支店」として開業

– 1916年(大正5年)

旧天北線「中頓別駅」完成
経営者変更に伴い「菅井旅館」となる ※推定

– 1928年(昭和3年)頃

「旧丹波屋旅館・洋館」完成 ※当時は「菅井旅館」

– 1929年(昭和4年)

歌登町営軌道開通(昭和46年5月29日廃線)

– 1968年(昭和43年)

経営者変更に伴い「丹波屋旅館」に旅館名を変更

– 1971年(昭和46年)

歌登町営軌道廃線(5月29日)

– 1989年(平成元年)

旧天北線廃線(4月1日)に伴い、旅館としての営業を終了、個人宅(岡崎様宅)として引き継がれる

– 1993年(平成4年)

小頓別小中学校で山村留学制度を開始

– 2000年(平成12年)

国有形文化財登録(登録年月日:平成12年2月15日)

– 2009年(平成21年)

小頓別小中学校廃校

– 2013年(平成25年)

「旧丹波屋旅館 保存会」発足(5月)

– 2020年(令和2年)

「NPO法人旧丹波屋旅館保存活用プロジェクト」発足(8月)、現在に至る

Established

NPO法人の設立

近年個人宅としての使用も限界をむかえ、建物の解体も囁かれ始めるなか、平成25(2013)年地元の有志による「旧丹波屋旅館保存会」を経て、令和2年8月、今後の本格的な建物の保存活用を進めるため、「NPO法人旧丹波屋旅館保存活用プロジェクト」の設立に至りました。人々に愛され、幾多の時代を乗り越えてきたこの建物を、地域の顔として、学習・観光の場として、地域貢献に資することを目指し建物の保存活用を探り、道北に残る数少ない歴史的建築遺産として、 後世に受け継いでいければと考えております。

今後の活動にあたり

今後保存活用活動を行うためには、建物の維持管理費、NPO法人の運営費などの費用がかかります。それらの費用は、会員の皆様の会費及び寄付金で賄われます。本会の趣旨にご賛同いただき、入会をご希望の方、またはご寄付をいただける方を募集しております。皆様のご参加、ご支援をお願いいたします。

入会のご案内・ご寄付のお願い

本会の趣旨にご賛同いただき入会をご希望の方は、会員種別を選び、下記申込書にある必要事項をご記入の上、Eメール・郵送・FAXにてお申込みください。また、ご寄付いただける方も同様です。その後、会費・寄付金の送金手続きをお願いいたします。

正会員 本法人の目的に賛同して入会いただく個人。
法人運営に関わる会合(総会等)のご案内を始め、活動に関する各種ご案内をお送りします。
入会金
1,000円
年会費
5,000円
賛助個人
会員
本法人の目的に賛同し事業を賛助するために入会いただく個人。
会報誌及びイベント等のご案内をお送りします。
入会金
なし
年会費
5,000円
賛助団体
会員
本法人の目的に賛同し事業を賛助するために入会いただく団体。
会報誌及びイベント等のご案内をお送りします。
入会金
なし
年会費
10,000円 (一口以上)
ご寄付 本法人の目的に賛同しご寄付いただける個人・団体。
会報誌及びイベント等のご案内をお送りします。
制限
なし

会費及び寄付金の送金については、下記金融機関3つの内から、いずれかをご利用ください。

1 金融機関名:ゆうちょ銀行(金融機関コード:9900)
店名:九七八(キュウナナハチ) 店 
店番:978 
預金種別:普通 
口座番号:1674628
口座名義:特定非営利活動法人旧丹波屋旅館保存活用プロジェクト
2 金融機関名:稚内信用金庫(金融機関コード:1021)
店名:中頓別支店 
店番:008 
預金種別:普通 
口座番号:1010693
口座名義:特定非営利活動法人旧丹波屋旅館保存活用プロジェクト 理事 星川三喜男
3 金融機関名:東宗谷農協(金融機関コード:3259)
店名:中頓別支所 
店番:003 
預金種別:普通・一般 
口座番号:0015325
口座名義:特定非営利活動法人旧丹波屋旅館保存活用プロジェクト 理事 星川三喜男

会員入会・ご寄付をしてくださる方は、下記のフォームにてお申し込みください。

Contact

お問い合わせ

Tel&Fax:
01634-7-8423
(星川)
または TEL&FAX:011-557-7557 (アーカイヴ内)

E-mal:
9tanbaya@gmail.com

〒098-5102
 北海道枝幸郡中頓別町字小頓別91番地1
NPO法人旧丹波屋旅館保存活用プロジェクト
 事務局(杉山・藤田)

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